人に限らず、生き物の生命活動には、水が不可欠です。人のからだの約70%が水分です。わずか2%の水分が失われるだけで、脱水症状になるといわれています。しかし、人はからだの水分が自然と不足していることには気づかず、喉が渇いたと感じるときに飲む程度です。
水分不足は、熱中症や脳梗塞・心筋梗塞などの健康障害のリスク要因のひとつとなります。また、水は老化と深く関わっています。水分補給は、身体レベルの老
いに大きな差が出ます。同様に体内の水分と関係が深いのが肌です。日焼けやニキビなどの肌のトラブルの原因の多くは皮膚の水分不足からきています。
水を飲む習慣をつくり、人が生きる上で最低限必要な水分補給から健康を目指してみてはいかかでしょうか。
よく日本は軟水が多く、ヨーロッパなどは硬水が多いという話を聞きます。
水の硬い・軟らかいは、含まれる酸化カルシウムの量に密接に関係していて、ミネラル分の中のカルシウムとマグネシウムイオンの合計量を酸化カルシウムに換算したのもが硬度で、この数値が高いか低いかによって区別しています。
水1リットルの中に含まれる酸化カルシウムの量を算出する方法は各国さまざまですが、日本では簡便計算式という計算法が良く使用されており、計算で導き出
された硬度の数値が301以上のものを便宜上、硬水としています。ちなみに、WHO(世界保健機関)が飲料水の水質基準として定めた区分では、
軟水 | 60未満 |
---|---|
中軟水 | ~120未満 |
硬水 | ~180未満 |
非常な硬水 | 180以上 |
とされています。
硬水は、タンニンやカフェインが溶解しづらく食物繊維も硬くさせる性質もありますので、煮炊き料理や、コーヒー、紅茶を入れるのには適さないようです。また、石鹸の泡立ちが悪いので洗濯や入浴にも不向きです。
ちなみに、硬水の多いヨーロッパや中国では、水を使わない炒め料理や少ない水での蒸し煮などが発展し、水を使えないことからトマトやキャベツなどの野菜自身からでる水分を利用した煮物料理が多くあります。
※硬度201以上を「硬水」とする分類もあります。
硬度の数値が100以下のものを軟水と呼び、日本の水は軟水が多く、飲料水、出汁を取る、煮炊き料理、お茶、コーヒーなどには、軟水が良いとされています。
ちなみに、日本は古くから出汁文化で、和食といえば煮炊き料理が中心というのも、良質の軟水のおかげだといわれてます。
つまり、カルシウムやマグネシウムの含有率が高い水を硬水、低い水を軟水と呼んでいます。
私たちが飲む水は、大きく分けて天然水とその他の水(人工水)の2種類に分けられます。
天然水とは、天然の水を極力人の手を加えず、最低限の熱殺菌処理、ろ過、沈殿という工法のみを経ているだけで、豊富なミネラル分も多く含んでいます。
一方、天然水以外の水は、水道水などのように人の手によって不純物を取り除き、飲料水にした水です。
現在、飲料水として販売されている人工水の主流は、RO水という逆浸透膜と呼ばれる超極小孔フィルターを通した水です。これによりほとんどの不純物を除去
し、限りなく純水に近い水を作り出しています。ただし、純水に近づけるため、天然水に本来含まれているミネラルまで除去してしまいます。
現在、販売されている水が、すべてミネラルウォーターと思われがちですが、そうではありません。農林水産省のガイドラインでは、原水や成分・処理方法によって大きく4つに分類されています。
特定の水源から採水された地下水に濾過・沈殿・加熱殺菌のみを施し、容器詰めされた水が、ナチュラルウォーターです。ミネラルの有無は問われません。
元となる地下水には温泉水・鉱泉水・湧水・井戸水などがあります。
ナチュラルウォーターのなかで、手を加えない自然の状態でミネラルが溶け込んでいるものを、ナチュラルミネラルウォーターと呼んでいます。
皆さんが頭に描く天然水のイメージに最も近いのが、このナチュラルミネラルウォーターでしょう。
原水はナチュラルミネラルウォーターと同じですが、1種類ではなく、複数の水源の水をブレンドし、含まれるミネラル分に微調整を施した水を、ミネラルウォーターと呼んでいます。
特定水源から採水された地下水に原水本来の成分を大きく変える処理を行ったものと、地表水や水道水に食品衛生法に基づく殺菌を施した水を、ボトルドウォーターと呼びます。
近年話題になっている海洋深層水は、海水を逆浸透法などによって淡水処理した水であることから、ボトルドウォーターに分類されるのが一般的です。また、RO水(逆浸透膜浄水)もボトルドウォーターに分類されます。
水道水と天然水ではお米の甘味が全然違います。実はお米を洗う最初のお水で味が決まります。だからと いって、全部の過程で天然水を使うのはちょっと経済的ではありません。BLUEウォーターはお米を洗う一番最初のお水と、炊くときのお水として使用しま す。その後2,3回洗米するときのお水は水道水でOK!。お米の甘さがとっても、引き立ちます。
おいしい緑茶って飲んだことありますか?
緑茶の味は、水に影響されやすいと言われます。主な成分は、旨み・甘み成分、渋み成分、苦味成分ですが、この3つは、水の硬度に左右されやすい成分といわ
れています。BLUEウォーターの様な硬度の低い軟水を使うと、緑茶のデリケートな香りや旨みを引き立たせることができます。